こちらに来られる方で、膝の痛みを訴えて来られる方は、全くと言って良いほど、ほとんどありません。
しかし問診表の欄に、膝の痛みの項目がある事と、他に何か辛い症状は無いかを、再度確認するため、膝の痛みもそこで加えられる時があります。
肩こりの場合は、頭痛が発生したり疲労が取れない、冷え症がひどいなどの、様々な症状が現れますが、肩こりの矯正する個所は、頚椎6から胸椎3の5つの椎骨の中から、ずれている椎骨を見つけて矯正を行います。
これは症状を呈している個所と、ずれている個所が近いために、施術を受けられるる方にとって、非常にわかりやすい内容になります。
しかし膝の場合は、骨盤や腰椎が原因だとはとうてい思えず、シップやテーピングまたはサポーターなどをしておられました。
特に今回の方は、整体やカイロプラクティックも既に経験されており、何度も矯正を受けていたのですが、膝の痛みと骨盤や腰椎の歪み・ずれが関係していて、それらの説明をされたのは無かったそうです。
痛む個所は膝の内側と言う事だったので、特に膝の内側が痛くなる場合は、骨盤の寛骨が外方にずれている時には、外方にずれた為に股関節が内転して、体重の負担が膝の内側にかかって損傷している可能性があると説明を行い、検査を済ませて矯正を行いました。
矯正後は腰も軽くなって、膝は少しの違和感はあるのですが、痛みは無くなったそうです。
膝に対する違和感ですが、痛みの大きな原因は骨盤のずれによるものですが、まだ検査しても隠れたずれが残っていて、少し経ってから検査を行う必要があるかもしれません。
もしずれがあれば、そこを矯正すると違和感も消えて、ずれが無い場合は、膝自体にまだ問題があるかも知れません。
これらの説明は、単に来店を促すものではなく、どれくらいの期間で、あるいは必要性があるのかを、理解してもらう為に必要な事で、本人もよく解って下さいました。
下記は、来られた方のリスティングと、矯正後のサーモグラフの検査です。
男性 40代 肩こり 膝
頚椎
胸椎 T1-PL T6-P
腰痛
骨盤 R-PIEX